ベルカント音楽学院

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4分の4拍子のナゾ

楽譜を良く見ると、4分の4拍子のことをCと書いてありますね。
では、何故Cなのか??と思った方もいると思います。
西洋音楽が始まった中世のころに遡ります。
3拍子が「完全なリズム」とされて、
‘まる’を書いて表し、2拍子は3拍子と区別するために、’まるに縦線’で表された。
そして、4分の4拍子は「不完全なリズム」「悪魔のリズム」とされ、’半まる’で表された。
やがて今のCになり、2分の2拍子は、’半まるに縦線’
となったと言うことです。
しかし、私たち日本人には西洋のリズム感とは逆で、4分の4拍子の方が「まともなリズム」で、3拍子は「受け入れにくいリズム」になってますね!
やはり、民族の受け継いでいるものの違いを感じます。
日本の古くから伝わる’民謡’や’わらべ歌’はみんな偶数拍子なんですよね〜!