ベルカント音楽学院

雅楽

雅楽をもっと身近に

雅楽に興味を持った方が敷居の高いイメージを越え、気軽に習得できる場として開設しました。楽器の取り扱い方や音の出し方、洋楽器と全く違った楽譜の読み方等、基礎から丁寧にご指導いたします。

雅楽の楽器たち

1200年以上も昔から演奏され、伝承されてきた雅楽。日本の宮廷音楽として形を変えることなく今日まで大切に受け継がれてきました。別名「現存する世界最古のオーケストラ」ともいわれており、その音楽的、歴史的価値は国内外から高く評価されています。当学院では雅楽で用いられる三つの管楽器から科目を選択できます。発表会では最古のオーケストラの実現を目指します。

竹製の横笛で、日本の横笛の祖であるといわれています。雅楽のほとんどの曲は龍笛の独奏で始まり、その後は篳篥の主旋律を彩る役目を担っています。その音色は、天と地の間を飛翔する龍の鳴き声にたとえられ、軽やか、かつダイナミックで迫力のある音色が魅力です。

竹で作られた管に「葦」のリードを差し込んで音を鳴らす、主旋律を演奏する楽器です。小さな管からは想像もつかないような迫力のある音が特徴で、その音色は「地上で生活する人の声」をあらわすといわれています。

17本の竹管を用いた楽器で、吹いても吸っても同じ音が出ます。合竹(あいたけ)と呼ばれる非常に美しい和音を奏でます。形は鳳凰が翼を休めている姿を模したものと言われ、周りの空間を包み込むかのようなその音色は「天から差し込む光」をあらわすと言われています。

講師紹介

龍笛講師
岩﨑 達也

東京都出身。2021年、東京藝術大学邦楽科雅楽専攻卒業。同大学にて笛、左舞、楽箏、歌物、打物を修める。現在は、Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(NMGE)のメンバーとして、雅楽器を用いた現代音楽作品の演奏や空間を活用した演奏等、新しい雅楽の鑑賞方法を模索している。

龍笛はその透明感あふれる音色で、古来より人々の心を魅了してきました。一吹きするたびに悠久の時を感じ、心が澄み渡るような感覚を味わうことができます。敷居が高く感じられる方にも、身近に感じていただけるよう一から丁寧にご指導いたします。日本の伝統と共に、一緒に雅な音の世界を楽しみましょう!

東京藝術大学音楽部邦楽科雅楽専攻卒。篳篥を三浦進、高桑賢治、東儀秀樹、各氏に師事。国内では多数の演奏会に出演し、スーパー歌舞伎やゲーム音楽のレコーディングに参加。海外ではTim Heckerワールドツアーや、モンゴル、南米、カンボジア、アメリカ等各国にて演奏。目白浄清楽、湘南松雅会、NHK文化センター町田教室、ムサシノ雅楽教室篳篥講師。「伶楽舎」所属。

かつて清少納言が枕草子に「篳篥はクツワムシの音がして、うるさい」と書いております。コツを掴めばそのようなことはございません。初心者の方でも大丈夫です。優しく丁寧に惜しみなくお教えします。

篳篥講師
國本 淑恵
笙講師
青木 総喜

1999年生 東京都出身。東京藝術大学 雅楽専攻在学中。学内で指導を受けるほか、笙を豊英秋、真鍋尚之の各氏に師事。Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(NMGE)のメンバーとして、雅楽器を用いた現代音楽作品の演奏や、空間的・音楽的に雅楽の新しい鑑賞方法を模索している。十二音会所属。

雅楽には千年以上の伝統がある、宮中でも演奏される格式高いものである。それは揺るぎない事実ですが、その楽器の音や見た目の美しさ、音楽の素晴らしさは誰でも味わうことができます。まずは頭を空っぽにして、一緒に楽しみましょう!お気軽に、お待ちしております。

レッスン時間

 午前午後夜間
水曜日(篳篥)×
木曜日(龍笛)×
金曜日(笙)×

料金

コース名詳細・対象月謝・レッスン時間
グループレッスン第1・第3の各曜日10:30~12:009,000円 / 90分
個人レッスン月1回(定期)8,000円 / 60分
個人レッスン月2回(定期)15,000円 / 60分
個人レッスン単発レッスン10,000円 / 60分

※入会金・維持費・教材費・発表会費等は除く
※レッスン時間は、出入りや楽器準備等の時間も含みます。
※部屋は固定ではありません。