ベルカント音楽学院

ブログ

メンデルスゾーン

今回はシューマンの親友とされているメンデルスゾーン。
家には大きなホールがあり頻繁に演奏会や演劇が行われ、子供の時からあらゆる方面の専門家の家庭教師が何人もつき、毎日勉強に追われていた正真正銘の富豪のおぼっちゃま。
おかかえのオーケストラもあり10歳で作曲した作品を試奏してもらうほど。
子供の頃に祖母からもらったバッハの”マタイ受難曲”のスコア譜がとても気に入っていた。
大人になったメンデルスゾーンは、まさにその”マタイ受難曲”の公演を成功させて、忘れられかけていたバッハの名を世界的に蘇らせると言う偉業を成し遂げる。
彼はすらりとした体格で、上品な顔立ち、物腰が優しく、明るく活発で、遊び心もあり若い女性の間では憧れの的となっていた。
だが、ユダヤ人と言うことで、あのワーグナーからあからさまに敵視されていたとか。
ピアニストとの恋愛や未亡人キラーと言われながらも、彼は家庭的な女性を好み28歳で8歳下のセシルと結婚し5人の子宝に恵まれ良い夫として一生を終えるが、、
その生涯は短く、あまりにも仕事に忠実で多忙な生活。38歳で脳卒中でこの世を去る。
ストレスによる過労死と言われている。
良い夫と言えるのかどうか、、、