この交響曲第94番は、
ハイドンがロンドン滞在中に作曲された12のロンドン交響曲のうちの一つですが、
ロンドンでのある出来事がこの曲を生み出したきっかけとなりました。
その出来事とは?
ハイドンが1度目のロンドン滞在中に、
目の当たりにした聴衆のマナーの悪さ、
それは、居眠りをする者が少なからず存在していたということです。
そこで、
いたずら好きのハイドンが思いついたのが、
この”びっくり交響曲”でした。
それは静かにはじまる2楽章に現れます。
茶目っ気たっぷりな弱音のメロディーから、
突然に、
他の楽器と共にティンパニーが力一杯叩き、
まさに一発一撃、大音量が飛び出すのだ。
聴衆はびっくりして飛び起きたとのこと🤣🤣🤣
そんなハイドンだが、
心が広く優しい人柄だったので、
モーツァルトやベートーヴェンからも”パパ・ハイドン”と慕われていた。
作品は楽しくユーモアのある曲が多いです。
ぜひ「驚愕」お聴きくださいね♪
できれば、CDなどではなく、ホールで生のオーケストラの音でお聴き頂いた方がよりハイドンの思惑を体感するでしょう!