皆さんこんにちは、ベルカント音楽学院・声楽講師の熊坂正実です。
音楽業界に身を置いて30年ほど経ちますが、何がきっかけで歌を始めたのか…
この記事を投稿するにあたり、思い返してみましたが…ハッキリとわかりません。(笑)
私の両親も声楽家として活動していますが、
幼少期は幼いながらも家族(音楽家)の “懐事情” もこの世界の厳しさも目の当たりにしていましたし、
「歌なんか男のやるものじゃない」
とも思っていました。
親への反発心からでしょう、声楽を勧められてもやる気は全く無く…
高校3年生の夏までは体育大学へ進学するつもりでした。(今でもバク転や宙返りは出来ます。)
それが何処でどう道が変わったのか、
高校生活を残り半年で音大へ行こうと決意し、焦りまくる両親を説得し…現在に至ります。
あまり音楽との接点が無い青春期でしたが、1つだけハッキリと覚えている事があります。
それは、
『仲間と音を出す時はいつも楽しかった』という事です。
当時は友達とカラオケで歌う程度の事でしたが、その時の楽しさが現在のオペラやミュージカルの現場でも続いています。
私は世のオペラ歌手が歩んできた様な “正統派” ではない道で音楽の世界に入りました。
だからこそ、「厳しさ」や「堅苦しさ」ではなく「楽しさ」だけは無くしてはいけないと思っています。
『“音” を “楽しむ” からこその “音楽”』
皆さん其々の楽しみ方で、歌・音楽を一緒に楽しみたいと思っています。
by 声楽講師 M.K